[名づけ]裏話その3「すみれ」という漢字の両親の中での変遷。両親案決定


前回まで:「すみれ」の漢字を色々と試して見たところ、沢山試してなんとなく見えてきたものが・・・


まず最初に、どうやら2人ともお互いに、「すみ」+「れ」の2文字名前("純礼"とか)よりは、「す」+「み」+「れ」の3文字名前の方が好ましいと考えている、ということでした。


というわけでまず見えてきたもの、それは、「み」の方針でした。
同時に色々と「み」を試してみて分かったのは、「すみれ」を漢字3文字にする場合には、この「み」という文字が全体のバランスの要であることでした。


というわけで、それまで比較的有力であった「弥」や「美」などは、

・美 という文字を入れるとこの文字が目立ってしまい、真ん中が太った感じになる。やはりこの字は名前の最初か最後に来る字。(実、についても同様)
・弥 のように、真ん中が分かれている漢字でも、なんか真ん中が太くなる漢字になる。
・「扁」と「つくり」に分かれておらず、シンプルな「み」にすると、「す」と「れ」をうまくまとめて、しかも重くなりすぎない。

と落選。では「み」の候補として選ばれたのはといえば、


「水」「未」「光」が選ばれました。


共通点として、字の中心軸の中に「中心点」があるような気のする字です。これ真ん中にあると女性のウエストのように、キュッと真ん中が絞れている感じが出て、なんだか安定感が出ます。


同時に、その場合には「れ」は、「伶」「怜」「玲」で行こうという話しになりました。
それまでは、「麗」はちょっとさすがに遠慮しましたが、数つながりで「零」や、物事の始まりという意味の「黎」などが候補に挙がっていました。が、やっぱりこの辺の字は女の子にしては重いんですよね。


でも、2人の中で、一番の「み」+「れ」の候補はやっぱり「未来」でした。


そして最後に、「す」です。これは一番長くかかりました。やはり「ス」という音は涼やかな感じがあるからか、「ス」と読めそうな漢字にはキレイな意味のものが多いんですよね。「翠」とか「粋」とか。


その中から僕たちが選んだのは「彗」という字でした。これは「彗星の彗」であるほか(so-soも妻も天文好きです)に、「智慧の慧」の字義も含んでおり(これは漢和辞典で知った)、「かしこい」という意味が含まれるからでした。
また、11画であることから、画数的にも姓の「木(4画)」とあわせて15画の吉画だったこともポイントです。

来は旧字で8画で、11画「す」+13画「みれ」になるようにしました。

というわけで、2人の中では


[第一候補]

  • 彗未来 


[第二候補群]

  • 彗水玲 
  • 彗未怜
  • 彗光伶


といった形で、予定日の10日前にそれぞれの両親(つまり祖父母)に諮ってみることに致しました。両親ともに「名前はもう、びっくり箱のように決まってくるんだろうな、と思ってる」的なことを言っていたので・・・。
まあでも最後に4択くらいにしておけばいいかな、と。

果たしてどうなりましたやら・・・


(ってもうここ読んでいる人のほとんどは、「すみれ」の実際の字を知っているわけですが(笑))