読書感想文は書かない。読書感想説明文を書こう(8/10(土)13時~@東大)#10時は満席。13時増枠

 原稿用紙3枚じゃ足りなくなる、読書感想”説明”文のコツ@東大

 

読書感想文、本当に「読書した感想の文」だけを書くのは迷惑。しかも難しい。

 

そうじゃなく、書くべきなのは読書感想説明文、自分が「読書しての感想を説明する文」を書く。そう考えて取り組むと「原稿用紙3枚」はかえって狭く感じるほど。

Googleで調べた限り”読書感想説明文”という単語がヒットしないので、ここに書くこととする。

 

その「How」は8月10日(土)10時~12時(満席)13~15時(増枠)に東京大学で講義します。(あと24日に厚木)

良かったら、お越しください。小学4~6年生を想定しています。(申し込みは、下記のページより)

https://tuk.t.u-tokyo.ac.jp/events/techno-edge/2019-information/

2019年8月10日(土)東京大学 工学部2号館にて、読書感想文のコツの授業します

2019年8月10日(土)東京大学 工学部2号館にて、読書感想文のコツの授業します

(注)出来上がるのは「読書感想説明文のためのメモ」であり読書感想文本体ではありません。ただしこのメモがあれば”意味のある1200字”が書けます。

 

以下は、このイベントに参加する意味があるのか、「なぜ?(Why)」についての説明。

 

 

「読書感想文=あらすじ+感想」ではない。プレゼントと箱の関係

 

さて、読書感想文といわれるけれども、本当に「感想」を原稿用紙3枚=1200字も書きますか?

 

というか、もし書けたとしても、1200字も「どう思ったか?」の感想だけ述べられても読むほうも困る。

そもそもその人が「なんでそう思ったのか?の根拠」が分からないと共感もできない。

 

その時、本当は「その感想を持ったきっかけになった本の部分」だけあればいい。

先に「感想」があって、それに必要な「本の要約」があればいいのだけど、多くの人は逆の順

「本全体の要約=あらすじ」を書いてから「感想」を書く。

 

確かに、読んでもらう順=原稿用紙に書いていくのはその順だけど、それはプレゼントをするときに、何をプレゼントするか決まってないのに「先にプレゼントの箱を買う」ようなもの。するとその後に決めたプレゼントよりも箱が小さすぎたり、大きすぎたり、そもそも色が合わなかったりする。

先に書いてしまうあらすじも同じ。「長すぎる」とか「短すぎる」と言われる理由。

 

 

なんて偉そうに書いているけど、自分だって小学生の時は、「あらすじ書いてから感想を考える」やり方だった。そしてとっても苦労した。でも今回のHowは「文章の要約」と「感想」をちゃんとセットで考える方法。

 

 

たかが読書感想文? 実は社会人必須&中学受験スキル。

さて、そんな読書感想文は、「小学生夏休みの定番宿題」というイメージで、逆に言えば「小学生の義務」なだけで、大人になったら関係ないと思われている。

 

でも、実際に小学生を育て、中学受験をさせている中で、読書感想説明文と捉えると「実は今後の中学受験の必須スキル」であり、「IT時代の社会人としても必須スキル」であることに気づく。

 

まず、「感想文」ではなく、「感想説明文」であるということについて。当然ながら、社会人になったら一方的に「自分の意見(感想)」を言うだけでは通じない。お互いの意見をきちんと”伝達しあう”ことが必要となる。この時、「自分の意見(感想)を相手に通じるよう説明できる」スキルは必須だ。

 

残りの「読書」部。単に従来は「大量の情報を効率よく入手する手段」が読書しかなかっただけ。現代では「日々常に、大量の情報を入力し、自分の考えを出す」ことが求められる。

 

そう、社会人において「大量の情報を要約し、それに自分の意見加えて相手に伝達する」というスキルは必須のものになってきている。そして、小学校のカリキュラムの中で、それを学ぶ機会は実は読書感想文以外にほとんど無い。(学校でクラスの皆は、教科書でも社会科見学も基本的に「同じ情報を所持」している。)

 

 

うちの子が過ごす次代が素晴らしい世の中になるよう、同年代の皆様にも伝えたい。

小人数制ですが、ぜひ、お越しいただければと思います。

https://tuk.t.u-tokyo.ac.jp/events/techno-edge/2019-information/

 

 

国語の成績がUpした「要約のコツ」も実施予定。裏ワザも?

8/10の東大では2時間コースなので、娘の国語の成績がUpした「要約のコツ」も実施予定

 

これはうちの子の話であるが、GW前は国語の成績が安定しなかった。そのせいで、成績別のコース分けでも毎回ハラハラの連続だった。しかし、塾の先生に「文を要約する」ことを勧められ、「6マスによる問題文の要約」をGWに親子で特訓した結果、国語が高めで安定するようになった。このことは非常に大きい。

 

今回、東大では2時間があるので、予定ではこの「文章要約のコツ」も入れる予定である。

もともとは、「読書感想文で、感想+必要な物語の要約」で字数が余った時用なのであるが

経験上、毎年東大で講義を開くときにくる親子のレベルは高いので、時間と要望があったら行う予定。

それから、それを通じて、読書感想文に関する「裏ワザ」も1つお教えする予定です。