SEのキャリアパス:SEを目指す人、あるいはSEな人へ、SEの3ランク

昨日、キャリアや転職の話を書いたので、僕の分かる範囲、世の中でSEと言われる分野について。
5/24に書いたSEの3段階についての補足でもあります。
あまりネット上では見られない「SEを雇う側でもあり、SEのようにプログラムを組む側」でもあるので多少は参考になるかと。


僕の同年代というとSEになっている人が非常に多い。これは時代の関係もあり「SEの求人が一番多かった」からでSEに向いている人が多かったからではない。
SEというのは「最初の3年」経験することは大半の人にとって有益だとは思いますが、その後もSEのままでいるかは適性というものがあります。世の中スポーツ選手とかは体格・筋力・走力・センスなどで「向いている・向いていない」がはっきりしますが、これはSEをはじめとしてすべての職業で言えると思います。3年経ったら見直す方がいいと思うんですね。実際、僕もそうしました。


今はまだ、「SEとしての実力」がシビアには測られていませんが、もうすぐそれが測られることになるでしょう。人数が多すぎますから。同様に現在選別が始まっているものとして「大学卒」なんかがありますね。今、「大学卒でも就職できない・・・」という論調があったりしますが、単純に元から「大学卒」が必要以上に多いだけで、それを教育しなおす余力が企業にも国際社会にもなくなった、と。実際、中国ではあんなに上り調子なのに既に大学卒が余り始めているそうです。
よっぽど高専に行って旋盤を巧みに操る技術者の方が必要度が高いと思うのですが。


さて、SEを段階別に分けるとしたら一番分かりやすい3ランクとして下記の様に分かれると思います。

  • Aランク:システムを実装する方法を3つ以上知っている。
  • Bランク:システムを実装する方法を1つは知っている。
  • Cランク:実はシステムを実装する技術を1つも知らない。


当たり前ですがあくまでもSEとしてのランクであって、その人自身のランクというわけではないのでその辺り誤解なくお願いいたします。