「要領次第」は「ルール次第・時間次第」

騎馬戦が終わると、棒倒しとの間に「要領次第」という競技があります。
中1〜中3が、一風変わった障害物競争でリレーをしていきます。

他に比べると「余興」の度合いが高い競技なので、ただ見るだけでも楽しいものです。

中1のムカデ競争と中3の騎馬パン食い競争はほぼ毎年一緒ですが、
中2が行う競技は、毎年ルールが変わるので、さて「今年はどんな競技かな」、と楽しみなものです。

個人的には着せ替え競争の年は面白いです。

各組の衣装は、高3が後輩たちに着せたい服を選んできているので、それを加味してみていると面白いです。

基本的に女装が多いのは・・・男子校の性(さが)だと思って大目に見てやってくださいな。

要領次第 〜 行われるか否かも「要領次第」

そしてこの要領次第、実は「見られた」だけでラッキーとも言えます。
先ほどの通り、「余興」の意味合いがあり、そこまでの競技で時間が押してしまっている場合、
この要領次第は「カット」されてしまいます。

何しろ、予定通り進んでも、閉会式は日没間際です。暗い中で危険すぎて棒倒しをするわけにはいきませんから、実際に何度かカットされています。

この要領次第が行われたとしたら、それはこの運動会当日が、さしたる波乱もなくスケジュール通りに進んでいるバロメータであり、そう進むかはまさに競技者や運準、観客の皆様の「要領次第」でもあるのです。



なお、記憶が間違いでなければ、他の競技のルールが審判団主導で決められるのに対し、この競技だけは安全性の問題がほとんどないからか、「どんな競技をするか」の点で、多少、運動会準備委員会(運準)主導で決められていた面がありました(特に演技準備係)。(審判と運準に関しては別の稿で触れます)

そういう側面から、要領次第には何かと思い入れがある人が多いのも特徴です。

要領次第が終わると、いよいよ棒倒しです!