本物のモチベーションはあるか?
ここで、最近出会った言葉があります。
>>232
>変化をなんでもかんでも危険と呼ぶのはどうかと
音楽って研究職だから数百年も前からパトロンがいて成立してきた文化なんだよ。
「音楽とは研究職である」
研究職にとってなかなか示唆に富む言葉です。
これが、逆もまた真なりという時代になっていますから。
そう、「研究職とは音楽家のようなものである」
既に「人間が必要最低限生きていく」ことに関してはほぼ解決が済んだ現在。*1
確かに、研究のほとんどが(最低限に比べたら)人生を豊かにする「ぜいたく品を作ること」と思うとそうです。
で、一方もし、僕らがある音楽家・ミュージシャン志望者が居たとして、その彼が、
- 「音楽業界とちがう会社に就職するから音楽やめる」
- 「大手事務所から契約切られたから音楽やめる」
と言ったら、どう思うでしょうか?
- 「国がもっとお金を出すべきだ!」
- 「人並み以上の一生を保証するべきだ!」
と思うでしょうか?それとも
- 「まぁ、彼の音楽に対しての情熱はその程度だったんだね」
でしょうか?
さて、皆さんの研究に対してのモチベーションはどうでしょうか?
僕は別に研究職と名がついてもつかなくても「地球の持続的発展」にはいつも脳の一部を割いてます。
研究所が閉鎖されると、研究をやめてしまう人も居る中、自律的に研究を続けて
「so-so君の本物のモチベーションはまぶしい」と言われたのは心の宝の1つです。
「紙と鉛筆があれば研究はできる」と言った人もいます。
紙と鉛筆に比べればPCなんて夢のような十分さでしょう。
10年後の自分へ。自分は研究を続けているだろうか?
そして今これを読んでいる人、研究職にある人もそうでない人も。この年度の境目で研究職になる人/ならなくなる人、就職活動中の人へも、何か参考になることがあれば幸いです
*1:今、自分の研究が年間1万人以上の命を救う、というような研究の人ってどれくらい居ます?