本を買うまでのフロー、インターネット以後
Twitter経由で「本を買う」時のフローについて尋ねられたので、ふと気になったのでその軸で人生を振り返ってみる。
▼大学時代('94-'00)
インターネットはあったがAmazonはまだ無いころ
フロー1:古本屋で見かけたらその場で購入
フロー2:友人の評判→中身見てフラッと買ったり。
フロー1は同じ。ただ可処分所得が増えた分、読みもしないのに買ってしまうのも増えた点が異なるくらい。
フロー2は、ほとんど学内に居たため。
ただ、インターネットの書評を見て買うことはあまりなかった。
書店のPOPとか、周囲の友人からの評判で決めていた。
▼社会人独身時代('00-'03)
まだインターネットはあるがネット書店が流行る前。
- フロー1は健在。
- フロー2:ネットでお勧めのを粗く決定。本屋で比較して購入。
プログラムの勉強本なんかはインターネットでの評判を見て、「その道の定番本」を数冊ピックアップ。本屋で見比べて最終的に購入を決定。
これは時代の変化と言うより、同年代との会話の量が大学時代と社会人時代で大きく異なっているからの方が大きいだろうな。(2000年は氷河期の底なので、どの会社も同年代の採用人数少ない→配属されると同期はおろか、先輩が5つ上か7つ上しかいなかった。当時IT系ではこの差はすごく大きい。)
▼結婚後、金沢区在住時代('04-'08)
- フロー1:古本市にて手当たり次第購入(1冊30円)
- フロー2:ネットでお勧めのを粗く決定。本屋で比較して購入。
- フロー3:シリーズものをネット書店で購入
フロー2は変わらず。
古本に関しては大変化。近所に古本屋の大きいのがなかった。
だが、10kmほど先に、アイクルという廃棄物処分場があり、ここが年に4回「アイクルフェア」として一度捨てられた本・書物の中で比較的綺麗なものを古本市として売り出していた。これがALL1冊30円なのでちょっとでも興味があったら手当たり次第購入していた。
あと、子どもができてから書店に寄る時間がほとんどなくなったので、読んでた本(というかマンガ)の続刊はネット書店で購入
でもフロー1の影響でかなり少ない
▼結婚後、磯子区在住時代(子ども2人。'08-'09)
- フロー1:古本市にて手当たり次第購入(1冊30円)
- フロー2:横浜市図書館で予約→成功→読了→所有したければ買う
→待ち過ぎ → ネットで購入。
- フロー3:古典をネットで買う
- フローD:娘をリアル書店に連れて行って買う
フロー1に関しては変わらず。
ただ、その本と、義父に借りた「ローマ人の物語」を読んでいるだけでほとんど時間が潰れるので、ネット上の紹介などでどうしても読みたくなった本だけ市の図書館で予約。
ただ、不況もあってか途中から予約数が激増(100人待ちとか300人待ちとか!!)ので、そのままネット書店で購入した本も数冊ある
それと、新刊本ではなく、古典に興味が出た。これはもうネット上の評価で適当に購入。
長女が本を読めるようになってきたので、新品で買う本の大半がこれになった。娘が読む気になるかは娘次第なので、娘をリアル書店に直接連れて行って見させて購入。
▼現在。神奈川県、県央地域在住。自転車通勤
- フロー3:古典をネットで買う
- フローD:リアル書店で娘と中身を見て/見せて購入。
電車通勤時間がほぼ0に。
なので読書時間がほとんど無くなった。
というわけで、フロー3とフローDのみが残っている状況。
持っていた本も半分くらいは古本屋に売却。
おそらく今後はフローDが中心になるのかなと思う。
(昨年末のサンタさんは、長女に図鑑を1冊くれました)
娘がインターネットで自分で情報を収集するのはいつからだろう・・・