スーパーママチャリグランプリ スタート〜1周目

&−さんに送ってもらってつくとスタート10分前。既に「選手以外はホームストレートから出てくださーい」アナウンス。

チーム内はサドルが見つからない!というピンチとゼッケン作成で大忙し、実は半分に折ったブルーシートのところで発見!!
しかし、まずはゼッケンが一番である。これがないと走れない。超急ごしらえでゼッケンをつける。

しかしスタートレーサーがなかなか決まらない。皆7時過ぎについたこともあり、準備ができていないとか、色々な理由で今ひとつ行きたくないのである。
なんのかんのと大変な中、やはり頼りになるエースyoshi-tが短い準備時間とまだ整っていないメインチャリでスタートに。既にスタート3分前。当然ながら最後尾スタート。
まぁ、半分お遊びというかネタレースだし、何はともあれスタートできただけでもよいか??というゆるい空気がピット内に流れる。

僕が2番手を走ることに。とりあえず転んで膝を痛めている仲間を何度か見たので、100円ショップで一応買ってきておいた膝サポーターをつけておく。


しかし、その空気はその10分後・・・サブチャリのゼッケンをつけるので精一杯でレースの様子を見る暇のなかったわれわれが他のピット(われわれのピットはピットレーンの中で最後尾側だった。)の様子から先頭集団が戻ってきたのを知ったわれわれが見たのは、なんだか見覚えのあるDiscoveryジャージ、見覚えのあるフォーム。yoshi-tだ! 最後尾スタートから1周のうちに全てのチームをぶちぬいて先頭で戻ってきた。いやちょっと頼りになりすぎるにもほどがあるだろ・・・


突如としてチームが「優勝ねらっちゃう?」モードに。聞いてないよ〜。「so-soにかかってますよ〜(笑)」と笑いながらプレッシャーをかけてくるチームの皆。平気な顔してたけど、こっちは一度も走ったことのないサーキットを走るのでドキドキものなのである(他の全員はロードレーサーで何度も何十周も走ったことあり)。っていうか自転車レースそのものが初なんだし。と、tangotangoさんが貸してくれたキャップに、ついさっきyoshi-tからもらったヘルメットを被り、スタンバイをする。


3周を終えて当然のように一位で帰ってきたyoshi-t。既に遅いチームには周回差をつけている。ピット作業に意外に時間がかかる。そして皆に「がんばれー!」と送り出されながらコースに出る。で、コースに出て"最初の1漕ぎ目"でいきなり両脚に疲労感。乗ったことのない自転車(ロードレーサとか)ならともかくママチャリでなぜ?? 


少し考えてわかった。さっきつけた膝のサポーターがきつすぎて脚が勝手に「加圧トレーニング状態」になっていたのだと思われる。さて、これで理解不能の不安は去ったが、「で、そんな負荷がかかった状態で一周持つの??」という新たな心配が・・・。
なにしろはじめて一周するところなので、今自分が一周のうちのどの段階を走っているかが全く見当がつかない。一番の目安になるのが最近、5km先の保育園まで娘を迎えに行くのに20分かかっているので(途中に実質的な信号は3つ。ずっと上り坂か下り坂で平坦な道はない)一周4.5kmならば18分か?コースがいいからうまくいけば16分になったらいいな、と見積もっていた。

走り出してすぐは下り坂なのであまりお互いに差はない。空気抵抗を受けないよう体勢を低くしていると何人かは抜けた。それなりにスピードに乗れたのはスタート前に乗った&ーさんの運転で下り坂での自分じゃあり得ないコーナーリングで感覚がほどよく麻痺していたのがよかったのかも?


しかし少し上勾配になったところで明らかに他の参加者と速さの違う人に2人抜かれた(後でそのうちの1人には追いついたが、もう1人(No.504)にはまったく追いつけなかった)、その勾配を上がったところで、途中にテントが。ちらっと時計を見ると4分過ぎ。「ふぅ、やっと4分の1かぁ」と思う。

そこから短い下り坂を降りたところで道がクネクネとしているところで先ほどよりきつい上り勾配。歩いて押している人も何人もいた。なんとかローギアを使わずに登れたが、まだ時間は8分過ぎ。まだ半分越していない。しかも後半側に最大の上り坂が待ち構えているという。「これよりキツイ坂もあるのか・・・」とまた少し心配に。

先ほどよりは緩めの上り坂を登りながらまだ見ぬ「最大の坂」を見渡すのだが同じ勾配で坂が続いているのが見えるだけ。時間は11分過ぎたが「もしかしてまだ全然半分越してないの??」という疑念まで頭をもたげてくる。そしてコーナーを曲がると、なんだかピットっぽいのが見える。そしてゲートも見えた。なんともうホームストレートに入っていた。人間、終わりが見えると元気が出るものでゆるい上り坂だがトップギアで踏んでいくことができた。最初の下り坂で明らかに抜かれた2人のうち1人には追いつくことができた。


ピットゲートをくぐった所でちょうど12分くらい。ピットロードを通って次のTakeyuking君に交代したときには13分半のタイムだった。後で分かったのだがどうやら1/4と思ったテントが(距離的には)中間地点だったことが後でわかる。そしてもちろん一番きつかったところが一番の坂だった。


13分半は自分としては思っていたよりよかったし、明らかに抜かれたのは1人だけなのだが、ピットに居る間にもう抜かれていたのか、チームCBの順位は5位に。しかしTakeyuking君の好走によって3位まで戻してきた。チームってありがたい。