日本におけるドイツ年、店に望むこと

今日は消防点検があったので午前半休を取得。
というわけで、火曜同様に、会社の近くのドイツ風建物の中にあるクリスマスショップに行くことができた。
実は今日までがそこのサマーセールだったので、行っておきたかったのだ。


火曜に木製のおもちゃを買って雰囲気が良かったので、他の人へのプレゼント用にいいかと今日は3点レジに持っていった。
そのうち2点は現品限りで、特にそのうち1点(カエル型)は目玉のところがやや塗りが甘かった。


僕が「もとからこれくらいのものなんですかねぇ?」と問うと
「はぁ、まぁそういうものだと思います」という要領を得ない答え。
かといってそれ以上の値引きをしてくれるわけではなかったが、まぁ仕方ないかな、と思って買うことにする。
何しろあと1年半は多分ドイツに行く機会がないので。


しかしその直後である。店員(女性)がずいぶんと無造作に値札をはがし始めた。
そして・・・案の定、紙の上に紙で張られた値札なので箱の印刷まではがれてしまった。
「印刷がはがれましたよ」と指摘しても、特に悪いことをしたとは思っていない様子。



うーーーーーーん。



その前のやりとりで、「プレゼント用にする」と伝わっていたはずである。
セール品だから、「ラッピングは承れません」というのは、分かる。(それはこちらも承知していた)
しかし、「セール品だから、無造作に扱ってもよい」というわけではないはずだ。
(実際、家には結婚式二次会の時のラッピング用品があまっているので、ラッピングはしなおすつもりでいた。しかし箱の印刷がはがれているんじゃ台無しです)


さすがに承服できなくて、「そのような扱われ方をしたものを買うわけにいきません」とキャンセルした。多分、レジに持っていってレジうちまでされたものを、買うのをキャンセルしたのは生まれて初めてだ。
僕の気迫を感じたが、きれいにはがす自信がなかったのか、その店員は「値札をマジックで消すのでもいいですか?」と消え入りそうな声で申し出てきた。僕の方もそろそろ時間がなかったのでそうしてもらった。



でもねえ、もうすこし「ドイツの木の玩具」のターゲット層というのを考えて欲しいのですよ。「木の玩具」なんて何でもよければ形や動作が同じ物は中国物産展で数百円、下手したら100均でも買えるわけです。


それでもドイツの木の玩具を買おうと考えている人は、その機構的な安全性や、口に入れても大丈夫な衛生面といったところを重視して、そういうものを贈りたい相手がいるから数千円のものでも買おうと思うわけです。
それを無造作に扱われては、プレゼントにするわけにもいかず、ターゲット層の心が離れてしまうきっかけになります。


今年は日本におけるドイツ年で、ドイツの玩具を扱う店も増えると思いますけれども、これらがより日本に定着するためにも、こういった点には気をつけて欲しいものです。