やはりすごい官僚はすごいな。

前の部署の後輩から「Google Desktop」なるものを紹介されたついでに
久々にIT業界関係のページをサーフィンした。(前の部署はIT系)


と、その中で下記のページに行き当たりました。
e-Japan時代の情報政策(上):ソフトウェア産業の3つの課題:経済産業省 村上敬亮氏
http://japan.cnet.com/column/ejapan/story/0,2000051073,20070213,00.htm


相当な分量ですが、IT業界の現状を多少なりとも憂えている人なら一読の価値ありと思います。
ここに書いてあること全てにYESとは思いませんが、このレベルでIT業界を見ている人が霞ヶ関にいるというのはとても心強い。
やはり官僚になる人というのは、頭のよいですし、視野を広くできる環境にある。
その2つが合わさるとこんなにもしっかりした知見を持つことができるのだな、という好例と思いました。


しかし、なぜ他の多くの官僚がこのレベルに行きつけていないのは能力の問題というより、このURLの中でも述べられている「2年とかで担当が替わる」というところでしょうね。(この村上さんたちは同じ分野の中で異動しています)
結局“当事者意識”の意識がないと、せっかく優秀な頭脳を持っていても本当の「問題解決能力」や「ヴィジョン」というものは沸いてこないのではないでしょうか?