あの艦を轟沈させるのも正解です

はじめに

これは、かなりの程度「軍艦名」と「とあるゲーム」をご存知の方にしか伝わらない内容になっております。
戦艦や駆逐艦の名称には馴染みがないかたは、そっと他のページ(2013-07-15 - それも正解ですとか)にご移動ください






さて気を取り直して、大破炎上しないことを祈りつつ本文です。

如月提督だけでなく多く提督にとっても厳しい内容。特に正規空母組。


如月提督には心よりお見舞い申し上げます。なかなか衝撃的なラストでした。赤城推しの私*1にとっても、決して他人事ではなく、物語中盤での赤城・加賀ほか各艦の轟沈を覚悟させる、非常に非常に衝撃的なできごとでした。


というか、赤城に至っては史実が無くても

  1. 第1回から最強。
  2. 前評判高く主人公が憧れる相手
  3. 序盤で主人公の絶体絶命のピンチを救う
  4. 身分差を超えて(?)主人公に対して個人的に技術を教える。
  5. さらに主人公に対して自分の死も覚悟しているような訓示も遺す。
  6. 主人公が「あなたを護衛するのが夢です」と言っている

と、主人公さん、そんなにフラグを立てなくても・・・な上に、「長い入渠時間」「大食漢」とキャラ設定をあっという間に回収しています。まぁなんというか・・・次回予告に「MI」の文字がでる日が一週でも遅くあってほしいものです。


公式が(ほぼ終戦間際まで生き残った)榛名押しなところで、史実をある程度なぞる気満々なところは覚悟してしかるべきだったということでしょうか。


轟沈を正解として考えてみる


まぁそういうわけで、ここは運営に文句を言うよりは、「如月(&赤城)轟沈が正解になる状態とは何か?」を考えて覚悟を完了しておくのが問題解決屋の所作というものでしょう。


W(ウェーク)島で如月があっさり轟沈したということは、おそらく物語中盤にミッドウェー海戦があり、赤城・加賀を始めとした正規空母の面々はほぼ全滅すると思います。


念願かなって、赤城を護衛する吹雪、しかし護ると決めていた赤城を護れず、むしろ最後は護られて、自分は生き残ってしまう。そんな前半ラストが今から目に浮かびます*2
辛いですが、第1話から強力な味方が居る場合のデフォルトなので仕方ないでしょう。


と、考えるもう一つの根拠は、「軽空母組が全く登場していない」ことです。


おそらく失意の中、後半戦で軽空母組が加入。しかし全体の大幅な戦力ダウンは否めず、吹雪は赤城の言葉を胸に、残存戦力の中核の1人として重責を背負うことになるのでしょう。

如月は敵棲艦として復活、敵ボスはアカギ

理由は主に以下の3つ

  1. 原作ゲームの設定1:敵棲艦はかつて沈没した艦
  2. 原作ゲームの設定2:敵艦隊を倒すと味方がドロップする
  3. 主題歌のサビ

結論を言えば、おそらく、最終回かその手前*3に如月は帰ってくると思います。

というのもゲームの設定を考えると、如月は沈みますが、転生して敵棲艦になるでしょう(区別の為、キサラギと呼称)。


後半のどのタイミングかはわかりませんが、「キサラギ視点で敵棲艦側からみた状況」というのが語られる回があると思います。根拠はオープニングの歌詞。

記憶の意味 試されているみたいに
闇の中でも思い出す
前に進むんだ 見ていてよ

ゲームのボイスの中でも、数ある艦の中でもっとも「記憶の意味を試されている」のは赤城でしょう。*4


敵棲艦に転生しても、そこまで傷つける力はないであろう如月に比べて、
堕ちた赤城(以下アカギと呼称。ものすごいラスボス感)が後半の敵ボスになるでしょう*5

世界が全て反転しているのなら
それでも貴方と 真っ直ぐに 前を見てて

今 願い込めた一撃 爆ぜた


しかもアカギなど、ミッドウェー沈没正規空母組は(軽空母主体になって弱体化した)主人公側よりも強力で、吹雪側の艦をどんどん撃ち落としてしまう。その葛藤はキサラギ以上でしょう。


「よくも俺の嫁を」「アカギさんやめてつかあさい」と赤城提督は随分と肩身が狭い日々を送らされる悪寒・・・

如月は最終回(か手前)で復活すると思います

  • 救いはCMでも繰り返される歌のサビ

たとえ 世界のすべてが海色に溶けても
きっと 貴方の声がする「大丈夫」「帰ろう」って


おそらく如月も睦月が呼んでいてくれると分かっていても相手を破壊する衝動は止められない
→でも、再び轟沈された時に、睦月の呼ぶ声で、再び如月として生還する(ドロップ設定の回収)

そして、敵棲艦と自分たちとが同根であることのメッセンジャーとなるのではないでしょうか。


結構初回から、どのキャラも「姉妹艦は仲良し」描写があるのはその伏線かなぁ、と。
もっともこれらは筆者の希望的観測を秘めているのであとで違っててもごめんなさいですが。

  • つまり、こういう設定かなぁと
  1. 艦娘→轟沈して敵棲艦に転生(敵堕ち)
  2. 敵棲艦で轟沈1→呼んでくれる人が居れば味方艦に転生
  3. 敵棲艦で轟沈2→呼んでくれる人が居なければ、また再び敵棲艦に転生

So repeat me, we will be graduated
(だから私を繰り返し、私達はいつか(この繰り返しを)卒業するんだ)

(秘書艦の長門や、提督はこの繰り返しを知っている可能性も?)

以上を踏まえて、ラストについての希望的観測(というか妄想)

  1. 如月のみラストに帰還。赤城さん達これから助けに行きます!
  2. 最終決戦は対アカギ。決戦後全員帰還。日常へ。
  3. 赤城だけは最終決戦前に帰還。吹雪と共に最終決戦(あとは2と同じ)

さて、如月の生還はほぼ確実かと思いますが、赤城は生還するでしょうか?

順当なラストは2。
最終回直前で、倒した敵棲艦から如月が生還(ドロップ)。
敵棲艦の正体がアカギたちと知る。
そのアカギたちと最終決戦で戦って、味方艦たちからの一斉呼びかけで全員が帰還する、でしょう。


しかし、赤城推しにとって期待したいのは3、赤城だけは他よりも先に帰還してほしい。
そして最終決戦で主人公(吹雪)にキッチリと「赤城の護衛艦」を【今度こそ】果たさせてあげる*6


何しろ赤城はゲームで例外的なタイミングでいの一番に手に入る空母です。そして、味方も敵も知り尽くした強さで、最後の大逆転の要となれば、ゲーム序盤で手に入れた時の無双感も再現されるかなー、と。



以上、T−AKAGI提督の妄想でした。

まぁ、そういうわけで、如月轟沈は正解なのです。
#いや、そうでないと今現在、一番フラグが立っている赤城の立つ瀬が・・・*7

以下脚注

*1:私が赤城推しなのはもう20年以上前のNAVAL WARというアナログゲームからですので誤解なきよう。・・・まぁうちの弱小鎮守府で一番レベル高かったりしますが

*2:願わくば、今回の赤城の轟沈は慢心ではない理由であってほしいものです

*3:赤城生還のためにもなるべく前が望ましい。

*4:OPの歌詞、本当にいろんなことを想像させてくれます。EDが「吹雪」なのに対して、OP「海色」の題名は、裏では「赤城」かと思ってしまいます

*5:あぁ、赤城盛りが出るのはずっとあとであってほしいとか思ってた第1回や、出てしまった第2回にハラハラしたころが遠い昔のよう。リアルタイムで視聴する醍醐味ですが

*6:その時は、闇カガが、「ここは譲れません」とかしれっと言って、赤城を送り出すのかな

*7:でもこれらの予想って、吹雪が轟沈しない前提なんだよなー。吹雪が榛名に「呼ばれる」側になった場合・・・