西表の北半分。東経123゜45'6.789" と、秘境:舟浮集落の運動会


今日はレンタカーを借りて西表の北半分を回りました。
http://www.ishigaki.com/irumote/map.htm の地図を参考のほうがいいかな。


朝食を食べて、上原港のそばでレンタカーを借りて、まずは反時計回りに白浜(西表島のメイン道路の北西側の終点)を目指す。
途中に、東経123度45分6.789秒を記念する子午線モニュメントがあるので寄っていく。

子午線モニュメントの前にて




そのモニュメントのそばの資料館!? には、係員の女性とその4人の子供たちが。もうそれはにぎやかでにぎやかで、子供たちもすみれを見ておおはしゃぎ。まるで保育園状態で楽しい。そのまま西表の暮らしを聞く。その人は、沖縄本島の生まれで、鎌倉女子大で過ごした後、教員として西表島に赴任。そのまま結婚、住んだ。という。いやー、西表の話だけでなく、意外にも鎌倉のローカルトークに花が咲くという展開でした。


そのモニュメントですごした時間がちょうど良かったのか、白浜について少し写真を撮ってから、明日行く予定にした舟浮(ふなうき:西表の他の集落からも車では行けない秘境といわれる西表の中でも、さらなる秘境)への便をみると、なんとちょうど乗る予定だった10時半頃の便がやってくる。
これも何かの縁だろうと、そのまま港に駐車して、舟浮へ。


さて、この舟浮、車では行けない上に、人口が40人程度という集落。観光地図を見ても、10軒くらいしか家屋が書いてないという素晴らしさ。
そこにたどりつくと・・・・想像以上に人影がない。2人くらいしかいない。

これが舟浮の観光案内板!


あれあれっと、集落を散歩していると、微妙な音量で放送が聞こえてくる。その方角に向かうと小中学校。なんと、この日はこの「舟浮小中学校」の運動会で集落の人は、みーんなそこに集まっているのでした。見るといるわいるわ、100人以上います。あれ?と思ったら、舟浮だけでは7人しか小中学生がいないので、運動会をするための助っ人が近くの集落から来ているとのこと。


その運動会では、「ゼッケンが下の名前だけ」とか「半分くらいの子が裸足で走っている」とか、「テントの横で大鍋でいのしし汁を作っている」とか、なんだか世界不思議発見ミステリーハンターになったかのような気分が味わえました。なお、この運動会をハイビジョンで収めたのは僕が多分初なのじゃないだろうか。ってどうでもいいけど。


人影がない理由が分かってすっきりしたところで、観光名所の「イダの浜」へ。観光案内に乗っている道は、家屋に比べて適当な縮尺だったらしく、歩いて10数分ほどかかった。そしてそこはプライベートビーチ状態だった。そこでふと思い当たる、なんと、やっぱり休憩所もお土産やさんもみーんな(って1軒だけだけど)本日休業。
見事に本日休業

サンゴが山ほど打ち上げられていた浜で、妻がすみれに授乳している間、ヤドカリと戯れる。ここのヤドカリは警戒心が薄いのか、手に持っていてもしばらくそっとしておくと、ずいぶんと身を貝から出してくるので、引っ張り出して色々と実験できて面白かった。



さて、イダの浜から集落に戻ったところで問題発生。港の一番近くの店は開いているようだったので昼食をここでとろうと思っていたら「本日は運動会のため予約のお客様のみとなります」とのこと。昼食を食いはぐれてしまった。ので、琉球真珠のコーナーを覗き込みつつ、日本軍が掘ったトンネルとかを見に行く。真っ暗でドキドキした。


トンネル内にて