保育所に入れて働くということとすみれのリスク

前項で書いたように、すみれをこどもクリニックに連れて行きました。
そのとき、今日の診断としてすみれ自身は健康で保育所に入るのは許可だが、一般論として次のことは知っていて欲しいとのこと。


医師「6ヶ月〜2歳になる間のこどもというのは免疫が低いので肺炎やウイルスで重篤な状態になることがあるので小児科医としては2歳以下の子供は保育園には入れてほしくないのが本音です。」
so-so「重篤な事態って・・・1日でなってしまうこともあるんですか?」
医師「はい。なるときにはなります。特効薬があれば我々も努力しようがあるのですが、無い病気が多いのが現状です。『知ってたら入れなかったのに』という親も居りますから、知っておいてください」


とのことでした。保育所に入れる=他の子のウイルス感染の可能性増えるので。保育所に入れて仕事を続けるというのはそれだけのリスクを娘に背負ってもらって続けるということなんですね。心して仕事をしていこうと思います。もちろん保育所に入れたからこそ、他の人とのコミュニケーションが多くなるメリットもありますし、こどもの健全な発達には親がきちんと労働などして社会と関わっているというのは重要なファクターだと思うんですよね。



ちなみにどれくらいの危険なのか気になったので統計資料をみてみました。


平成9年の年報より
http://www1.mhlw.go.jp/toukei-i/9nenfix_8/soran-k.html
死亡のうちの乳児死亡 4403人
死亡のうちの乳児死亡のうちの新生児死亡 2307人

差し引き2100人弱/年

これを多いと見るか、少ないと見るか。
新生児が120万人だから、確率としては、1000人に2人。0.175%くらい。
先天性のものもあるだろうから、もう少し下がるだろうけど。


月報レベルで2004年ですと


http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2004/0412.html

乳児死亡 288人/月
半分が新生児とすると、1年あたり1700人くらい。か。


だいたい僕はこういう話を考えるときに「交通事故死」の確率と比べるのですけど、
交通事故の1万人/1億2000万人 に比べると、 1700人/120万人


ざっくり交通事故の17倍。やっぱり相当覚悟はしておく必要があるんだな、と思いました。



ちなみに乳児と免疫の関係については
http://www.geocities.jp/ygrkt763/SFC.BSimmunity2.html
http://www.kitasato.or.jp/rcb/jp/dpt.html


とかを読むと色々と考えますね。パパの悩みは尽きないかも。ま、できることをしていきましょう。