いよいよ決勝戦
決勝戦A卓のメンバーは
- りんちゅさん 本戦1位
- Carrotさん 本戦8位
- 山本拓さん 本戦6位
- so-so 本戦3位
うーん。しかし書くのが気が進まないなあ。。。写真もないし。。。(撮り忘れた。ビデオは妻が撮ってくれたけど)
てなわけで初期配置。
■初期配置
- りんちゅさん 5土6麦9鉄 11鉄3麦6麦 (鉄麦土の3色。と、都市型????→カード型だった)
- Carrotさん 4鉄5麦8土 6羊11鉄12麦 (木切り。カード型)
- 山本拓さん 8土9麦 3木4木6羊 (鉄切り。道カタン型? 8土9麦10木でなかったことに周囲驚く)
- so-so 麦9鉄9鉄11 羊8木10土11 (5色。しかも鉄2つ。9で麦鉄被せ)
置き方を工夫して木の10を自分の1つだけにした。久永さん(現カタン名人位)の「カタン空間論」でも多分合格点をもらえるだろう配置。
初期配置ではギャラリーでもso-soが有利と分析。
しかし、いつものことだが、さいの目はso-soを裏切りまくる。っていうか想像できます?4,5ターンの間、自分に出たのは8羊だけ。ぽろぽろと。
初期資源の道セットで道を引いて以来、手の中はひたすら羊だけ。
あれよあれよと周りでは開拓地やカードが買われていく。とはいえ、何も交渉しないんじゃカタンの“コミュニケーションゲーム”の名が廃る
7を出した時にあえて6羊に置いて(普通は序盤なので土か木)それなりに羊は貴重なマップにして羊商人として3人に交渉を申し込む。
しかし、反応は0。羊2枚出して資源を買うといってもNo。
しかも、りんちゅさんは山本拓さんの道をどんどん伸ばしていく。ただただ引き離されていくso-so。ようやく木材が出て
木羊羊羊羊羊羊羊の8枚。羊2枚で資源を変えて貰えればようやく開拓地が立つという状況(なお、周囲はみな5〜7点ペース)
しかしやっぱり交渉してもらえず、バーストするわけにも行かないので、ここで敢えて4枚の羊で買えたのは土でも麦でもなくずっとでていない鉄。
これなら土と麦とどちらが出ても+羊で足りない方が買えるという読み。
そのくせこの直後、りんちゅさんとCarrotさんの間では羊と麦を1:1交換したりしている。Carrotさんもうカード5枚とかあるんですけど。
しかし、さいの目はただただ羊しか算出せず、あ、ずっと妻がビデオで取ってくれていたのでマジ証拠あります。なんだかなあ(苦笑)
木鉄羊羊羊羊羊
もちろん羊を買ってもらえず結局、鉄を麦に貿易して、羊4枚を土に変えてようやく開拓地。はー。
ここまでに出た資源は羊9枚+木。
■というわけでここまでの途中経過
- りんちゅさん 都市1つ+開拓地3つ+カード2枚
- Carrotさん 開拓地3つ+カード7枚
- 山本拓さん 開拓地5つ+道王+カード1枚くらい?
- so-so 開拓地3つ。カード無し
みたいな感じ。しかしすぐCarrotさんは都市化し、引き離される
ここでしかもりんちゅさんは山本拓さんに鉄を供給。都市化するのは分かっているのに。りんちゅさんは「いやトップには走らせた方がええんや」とのことだけど、道王に都市化させて、さらにまだ開拓地の場所が残っているんだけど。。。
で、この後ようやくso-soは道を2本引いて2軒目の開拓地を建てようとするが、りんちゅさんが街道カードを使用して先回りされてしまう。もうボロボロ。
しばらくゲームが進み、いかにも山本拓さんがリーチ目が続く。
ここ辺りでこのゲームで初めて9が出た。それまでの11で鉄があったので、so-soも初めて都市化。どちらにするか迷ったが、すでにダントツのビリなので、「これで盗賊置くなら置けー」と9の麦鉄被せ目を都市化する。ていうかそれくらいしか勝ち目ないし。
しかしここでりんちゅさんに資源が集中し道王を奪取。つまりりんちゅさんの計画としては、街道カードを手元に手に入れたときから、山本拓さんの道王は自分が奪取するつもりでわざとトップに狙わせていたらしい。
しかし....ゲームのすべてを支配していたつもりだったりんちゅさんの予想の中では最悪ケースとなる形でCarrotさんのカードはそろっていた。
ソルジャー3枚、点数カード2枚、収穫(と独占)という最も効率のいい形でCarrotさんが、
都市3つ、騎士王、ポイント2で、勝利。
あー、終わっちゃった。なんだったんだろう。この40分あまり。結局、so-soは何もさせてもらえなかった。
9が1回しか出なかったのは運だから仕方ない。この程度の運でも勝ったことはあるし、たとえ負けてもきちんとカタンをプレイしたという充実感があった。
しかし今回は違った。他の3人に「バランスゲーム」、「コミュニケーションゲーム」としてのカタンを侮辱するようなプレイ(要は無視)をされたのが非常に悲しかった。
こんなにギャラリーのいる中で、「カタンって自分に資源がないと何もさせてもらえないんだ...」としか思わせられないようなゲームだった。
今日の本戦の3つがどれもいいゲーム(もし負けても十分楽しいゲームだった)で日本のカタンのレベルの高さを改めて感じただけに落差にショックだった。
まあでも目の前にドイツがぶらさがったら皆そうなのかもしれん。
去年の決勝戦だって、お互いに牽制しあってあまり取引のないまま、にらみ合いがじりじりと続いている間に僕が生産性の高さで勝ってしまい、とても「コミュニケーションゲーム」とはいえない戦いだった。しかしそれはお互いに“牽制しあい”だっただけで、今回のように“拒絶”というか“プレイヤーの1人排除”や、“プレイヤーの1人をトップにして囮にする”
なんていうか,,,ゲームを支配することしか考えてなくて、まさに「(悪い意味での)ゲーマー同士のカタン」という感じだった。。。。
そして、壇上に上がり、向こうのテーブルでの勝者とがそれぞれ結局本戦で7位、8位であった時に、「ああそうか。」と思った。
3勝した中でも占有率の高い方から集まっているからこういうカタンなのか。ちゃんとカタンを4人で楽しむ人はどうしても占有率が25%に近くなる。
まあ、そういうカタンもあるということで。ゲームで人を嫌いになっても益ないし。
まあ、どんなカタンを目指すのがいいかは人それぞれだからいいとして、この悔しさはちゃんと自分の目指すカタンはカタンで情報発信しようかな。と。一応今回も上まで進んだことで自分の戦法にも自信ができたし。道カタン、カードカタンに並ぶ形で都市カタンを提唱して行こうと思います。
うーん。RO(ラグナロクオンライン)で、「殴りプリ」みたいな異色な育て方を提唱しているページの方がノーマルな育て方のページより気合が入っているのはこういうことなのかな?と思いました。
ま、何はともあれ、日本代表に選ばれたCarrotさんとJagarikoさん、ドイツでがんばってくださいね。応援してます。英語も役に立ったらうれしいです。
ていうか皆さんと今度は決勝戦じゃないところで対戦してみたいなあ。とくにりんちゅさん。とかいいつつもう結婚しててそうそうカタンのイベントも行けないんですけどね。昔は(京都に実家があることもあって)シュピーレブルグにも3回くらい行ったことあるんですけど。