祝!「よしのり」さんノーベル賞受賞おめでとうございます(と発明原理#3、#39)

自分と特に縁はないのだけど、やっぱり名前が「よしのり」で一緒な人がノーベル賞を取るというのは単に同じ日本人がノーベル賞を受賞した、というのよりももう一段感慨深いです。多分、この後生きている間に、もう一人「よしのり」が受賞するとは思えないし。


そしてなにより、東大の教養学部基礎科、といいう理科全般を扱う学科から出たのは嬉しいですね。(在学時代に、進学先の次に迷った学科でした)


なお、産経新聞記事の中で発明原理を探すと、液胞でのオートファジーを発見する際に
「分解酵素欠損株を使った」点が載っていました。
これは #3局所性質原理 (局所的な性質を変える)ですね。
酵母全体の基本構造はほとんど変えずに、局所的に分解酵素の有無だけ変更した、ということです。


また、「飢餓状態に置いておく」のは、#39不活性雰囲気原理 にあたると思います。
モノの自発的な変化を観察するには、「あまり変化が起きない環境に置いてみる」という工夫として抽象化できますね。



(余談)まぁ、何の縁もないとはいっても、平成8年までは東京大学教養学部助教授をしてたってことは、ちょうど自分が駒場に居る間までは同じキャンパスに居たわけだし、平成7年3月には基礎科第一の全学ゼミをとってその建物に数日間居たから、どこかですれ違っているんだろうなぁ


もう一つ余談。Facebookによれば、4年前の10月4日には北里研究所病院に通院していました。その時にはまさか3年後にそこにノーベル賞受賞者パネルが置かれるとは思いませんでした。
高木 芳徳 - 漢方薬の処方待ちの間に北里大学の学食で御飯。遅ればせながらカツカレーにしようかと考えていたのだけど身体... | Facebook

#写真は、Wikipediaにあった、By 在カナダ日本国大使館 - 在カナダ日本国大使館: 門司大使のカナダ・ガードナー賞授賞式出席, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=52045395
からです。