めざせ智慧者、の由来(from小宮山 28代東大総長)

それは昨年2月の恩師である小宮山先生のドバイ知識賞受賞パーティ

最後に、皆さんに個別に挨拶していた小宮山先生に、鳥居型人材(←については1/1の日記で)の話をする。
今まで、(ソニーの)安藤元社長含め、色んな人が「これだよこれ!」と言ってくれてたけど、さすがは恩師は一味違った。


小宮山先生「お前、これの大変さが分かっているのかぁ?(笑顔ながらも鋭いまなざし)俺ですらこの1本目の横棒で大変だったんだぞ?」
私「はい、頑張ります」
小宮山先生「まぁ、高木は智慧者(ちえもの)だからな(ニヤリ)」

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確かに自分は、小宮山研に居た2年の間、一度も叱られたことが無い。(研究室の同輩や後輩から、『どうして小宮山先生が怖くないんですか?』と聞かれるほど)、かといって、放っておかれたわけでもなく、何度も博士課程に誘っていただいた(内定後に、内定先の社長にメール書いてくれたり、入社後も奨学金を用意していただいたり)


とはいえ、自分が智慧者だとはまだまだ到底思えない。
だけど、恩師の言葉を嘘にはできないし、「目指す器」としては本当にやりがいがある。
この1年、この言葉が一番自分の心に活力をくれた。


8年ほど前にもらったアイデアリエータという呼称は狭く感じてきたし
5年前にもらったデータサイエンティストに関しても、かつてはぶかぶかだったけど、今年の9月には同僚の助けもあり、多少は胸を張ってデータサイエンティストと言えるような結果も出た。


それに比べると「智慧者」はまだまだずーっと手の届かない先。
そして、小宮山先生と並んで恩師と仰いでいる近藤哲二郎さんも、
智慧を作れ」「グループワークの鍬を作れ」とずっとおっしゃっていた。


あと10年経ったら「智慧者」と言われて恥ずかしくないようになっていたい、と思う。