2015年もお世話になりました

so-so2015-12-31

2015年もいよいよ最後の1日となりました


本年も本当に多くの方にお世話になりました。この場を借りて重ね重ね厚く御礼申し上げます


ほとんど自分用のエントリなのですが、この1年を駆け足で振り返ってみます。
全力で変革を目指している人には物足りないかもしれませんが、3児持ち共働きの身としては、家族や両両親はじめ多くの方のご協力によって、少しずつ前進しているつもりです。


1月:ママチャリグランプリとCARP

今年の1月も、年末年始の実家めぐりの後は、やはりママチャリグランプリから始まりました。
選抜チームでは走らなくなりましたが、極寒&不便な環境下で互いを思いやりながらするこのレースは、力いっぱい走る機会以上に大事なことを思い起こさせてくれます。
選抜チームの方は、お陰様で2位になっていました。そして、メンバーは翌日のマラソンにも出て、鉄人クラス世界一になっていました。


選抜チームがマラソンで走っている中、この日は「ノンデザイナー・デザインブック」を身に着けました。コントラスト、整列、反復、近接の頭文字で「CARP」だなぁ、と覚えました。

2月:長女の中学受験が本格的に始まる

長女の中学受験での通塾が始まりました。
これまでも夏期講習や冬期講習は一応行っていたのですが、とうとう毎日通塾です。
これまで、3人いても、上の2人が学童、下が保育園とお迎えが2か所だったのが塾・学童・保育園と3か所に。しかも最初は塾には送りも必要で、一挙に必要な人手が6割増し(3分の5)共働き3児持ち&中学受験というウルトラハードモードになりました。

そんな中、故あって社内でTRIZのワークショップを始めました。3回の予定でしたが、予定外の受注も来て2月だけで5回行ったと思います。

それを乗り来れたのは両両親のおかげです。あと、マホロバ旅行は美味しかったな。


3月:ワークショップ+本社勤務、Think!誌執筆

そんな中で、3月には事情あって、毎朝9時半までに必ず本社に出社することになってしまいました。それを支えてくれたのは、やはり両両親なのですが、なんといっても義母がかなり手伝ってくださいました。ありがとうございました。
そのおかげもありまして、主たる仕事以外にも、Think!誌Think!(シンク)SPRING 2015 No.53: 問題解決の強化書からの執筆依頼に答えたり、社内でのTRIZワークショップもさらに5回ほど行えました。


それから28日は日本薬学会に参加しました。

4月:産総研での新人全員に対しての研修 & 代官山蔦屋イベント

4月初めには、産総研の新任研究者全員(ほぼ全員が博士号もちで30歳以上)の方に向けてTRIZ研修をさせていただきました。ゆくゆくは東大教授になる方も含まれるメンバーですので、この問題解決の共通言語が、日本の技術力・課題解決力を高める下地になれば幸いと考えています。

また、4/28には代官山蔦屋で特別講義を行わせていただきました『トリーズ(TRIZ)の発明原理40』刊行記念 高木芳徳特別講義 旧ソ連の技術力を支えた門外不出の科学的発想法 <<TRIZ>> を学ぶ! | Discover21。満席御礼になりありがとうございました。なお、その途上でちょうど気になっていましたもう1人のアイデアマン&著者の「タカギヨシノリ」さんをご訪問させていただきました。

実は別件で4/25に東大で学生相手に講演する依頼が来ていたのですが、日程が確定しない間に先約が入ってしまい断念。とはいえ富士屋ホテルはいいホテルですね。

5月:技術士会で講義&部下増える。五月祭に運動会

続いて5月。仕事のチームメンバーが1人増えました。若くアグレッシブ、それでいて年上を尊敬するいいタイプが入ったことでチームの流れが一気によくなりました。仕事も特に7月から本格化、この日記にはあまり載せませんけどそっちも頑張ってます。

五月祭に子供を連れていく。

そして23日には技術士会の青年部会でTRIZワークショップ。理系最難関資格の1つと言われる技術士の皆様方に「先生」「先生」とよばれるのは少しこそばゆかったですが、やりがいありました。技術士会での講演 - それも正解です

また、28日にはCreative Training Techniqueに出会うクリエイティブ・トレーニング・テクニック・ハンドブック[第3版]。これは素晴らしい本なので、いつか自分の持つノウハウを誰かに教えたい人には安い買い物だと思います

5月末運動会では、長女(小5)が100m走で念願の1位(6人中)。小6とよさこいソーランを踊る姿に小学校生活が大詰めなことを感じる。次女は小学生が板についてきたか。

6月:日経ビジネスオンライン連載開始、親不知抜く、ドリームネット&父の古稀

16日から日経ビジネスオンラインに父と連載を始めました発明的お悩み相談~トリーズに聞いてみよう:日経ビジネスオンライン。お陰様で今のところ連載14回を数えています。正直、月の土日のうち半分がこれにかかっている感じですが、前述のように3児持ち共働きの中、何とかやれているのは両両親はじめ皆様のおかげです。

あと、親不知を抜きました。親不知を抜く前に、まずは歯茎をきちんとしてから、ということで6月に。
下旬には、東大ドリームネットに卒業生枠で招かれました。パネルトークがとても面白く、また学生から学ぶことも有り、とても刺激的な会でした。なお、本郷でのその足で父の古稀を家族で祝いました。


7月:東大授業参加&高木賞授与、厚木Family Dayで発明原理玩具を配布

6/24、7/1,8と東京大学の機械設計学の授業に参加させていただきました。
拙著でもご協力いただいた機械工学科の村上先生の授業です。
昨年もお誘いいただいたのですが、ちょうど執筆の佳境(8/1脱稿)にあり、お伺いすることができませんでしたが、今年は参加させていただきました。
最終日には、その拙著を一番いい発表だった学生に贈らせていただきました(村上先生曰く「高木賞ですね」)

また、会社のFamily Dayでお子さん向けに発明原理8の玩具と、父がデザインした発明原理4の玩具を体験&配布させていただきました。子供たちから「これ、持って帰ってもいいんですか!?」と言っていただけるのは本当に幸せですね。子供向けTRIZ発明玩具ワークショップ開きました - それも正解です

8月:長女が夏期講習、夏期講習代も高かったけど・・・

8月は、長女が昨年とは倍くらいの長さの夏期講習。お代も十数万。学童もやめていたので入れ替わり両方の両親にも来てもらった結果、祖母の介護費用自己負担分だけでもそれ以上。他にも両両親は交通費や何やらかかっています。うーん、子育てというものはお金がかかりますね。まぁ日本経済に循環を戻しているということで。そして40代に足を踏み入れましたそれも正解です

9月:SOMCで研修。9画面法→コンセプト創出。日経ビジネス、JIN、義父引っ越し

9月初めにSOMCで研修。告知が1週間前だったにもかかわらず、50名以上に集まっていただき、未来の○○○を考えました。今、メンバーがこの内容をさらにブラッシュアップしてくれていてとても嬉しいです。


TRIZシンポジウムでは、すそ野を広げるための発明原理ワークショップを発表。その後、お陰様で「あなたにとって最も役に立った発表」賞をいただきました。


拙著が日経ビジネス9/21号にてご紹介いただきました。また、Japan Innovation Networkのサロンにもお招きいただきましたそれも正解です


また、義父が厚木に家を借りてくれ、我が家の準・大家族構想に大きく助力してくださいました。実験教室などもしてくれて、娘たちは果報者です。

10月:ドリームネットスマホ

再び東大ドリームネットのイベントに参加。6月のイベントで少しかかわりのあった方と妙に同じテーブルになり、縁ってあるのかな?と思いました。
また、社内でもアイデアリエータなことを見込まれて、特許の特別枠に推挙されたり、拙著の輪講をしたいという若手が現れたりとありがたいことでした。
一方で、スマホの表面が割れて大変な思いをしました。
本業でもデモをちゃんと作ったなぁ

11月:学科同窓会、東大駒場祭で拙著と発明原理玩具を発売、セット完売

何かと母校に縁のある月でした。東大ドリームネットに再度参加。そして準幹事状態になっている学科同期との同窓会、そして何より駒場祭では急転直下で発明原理玩具を東大グッズコーナーで販売させていただくことになりました。

駒場祭に3日間全部参加とか何年ぶりでしょう。横の東大ボールペンがすごい勢いで売れていたのでなかなか売れないなぁ、と思っていましたが、ありがたいことに、拙著も発明原理玩具セットも準備していた分は完売して追加を作りました。後で聞けば、レジの方が「この本と玩具、次々売れるけどあの先生はいったい何を説明しているのかしら?」という話になっていたようです。
確かに言われてみれば、東大ボールペンと天文台チロルチョコ以外の付近のグッズよりはずっと売れていたかも。

12月:ダイバーシティ講演、生ハムパーティ

社内でご推挙いただいて、ダイバーシティについてのタウンミーティングにパネラーとして参加しました。
そういや次女が結構料理してくれるようになりました。うれしいですね

そして、厚木のヒミツ基地1周年イベントとして「生ハム原木パーティ」を挙行。たいていこの手のイベントはごく一部に負荷がかかるのですが、今回は7名くらいが普通の半分〜1/3頑張って当日を迎えたのでとってもいいイベントになりました。
残念ながら諸般の事情で一次会から生ハムとはなりませんでしたが、二次会@会社の寮で、美味しい生ハム、そして仲間同士の屈託のない素敵な時間を過ごすことができました。
厚木に転勤して7年近く、厚木構内で最も楽しい日だったくらいかも



ふぅ、とりあえず1年間を駆け足で振り返ってみました。


お陰様で、昨年出した拙著によって撒かれた種が、多くの方々に届き、様々な方のご協力やご厚意によって多様な形を取り始めた感じです。


本年も本当に多くの方にお世話になりました。この場を借りて重ね重ね厚く御礼申し上げます。