長女の独特な読書感想文が学年代表に選ばれました。

昨年では、主要4教科で国語が一番苦手だった長女。

昨年夏の読書感想文では、他の夏休みの宿題を全部合わせたくらい、親の手間がかかりました。

それから、ベネッセのグリムスクールに通い始めて1年、国語が得意になってきました。


そして、今年は夏休みの2週間前から、4週にわたって「読書感想文の書き方」がテーマでした(さすがベネッセ、タイムリーですね!)

  1. その本を選んだ理由
  2. 本を読んで一番好きな人物
  3. 本を読んで一番印象に残った場面
  4. 本を読んで、選んだ時の気持ちと比べてどう変わりましたか?

というように穴埋め式で、文章のプロットを形成させてくれるプリントがついていました。
まさに「守・破・離」の「守」がきちんと用意されている感じ。
これなら同様に読書感想文が苦手だった私でも容易に書くことができそうでした。


多分、第一設問としては「主人公が魅力的だったから」とか「皆が面白いと言っていたから」などおを想定していたのだと思いますが、「アナと雪の女王」の小説版を選んだ長女の第一設問の答えは・・・

  1. その本を選んだ理由:映画を見てなぜエルサが魔法を制御できるようになったか分からなかった。本を読めば分かるかもしれないと思って買ってもらいました。

いきなりの剛速球です。守破離の「破」から始まってしまった感じです。
相手がアナ雪の映画を見ているか否かなどお構いなしです(幸い大ヒット中ですが)。
そして、文系の雰囲気のかけらもない、ガチ理系な選択理由です。

なお、他項目、好きな人物はエルサ、印象に残った場面は氷の城を建てる場面と普通でしたが、最後の結論も奮っています

  • 本を読んで、選んだ時の気持ちと比べてどう変わりましたか? : 制御できるようになった理由は書いていなかったので分からなかった。そしてさらに分からないことが増えた。


・・・まぁそこからの親(特に妻)の苦労と言ったら大変でした。

私と違い、小学校のころから読書感想文がよくクラス代表以上には選ばれていた妻としては、なんとかもっと「(大人受けの)いい感想文」にするべく様々な奮闘をしたようですが、長女は頑として聞き入れなかったようでした。

私は「独創的でいいじゃん、別にそう書きたいならそうで」という方針だったので妻も最後は長女に折れてその方向で完成させました。


プロットから想像できますように、読書感想文としてはよく言えば独創的、悪く言えば・・・なものができあがりました。


ところが・・・冒頭にある通り、その読書感想文が学年代表に選ばれたようです。

娘が選ばれてひいき目なところもありますが、あんな独創的な読書感想文を選ぶなんて、なかなかうちの小学校も面白いところだな、と楽しみです。
(当の娘は、選ばれたのは嬉しいようですが、もう一度、少し手直すことになるのはやりたくないようです・・・)

というわけで、今回は、「こんな読書感想文でも、正解です」というオチということで

#ちなみに、改めて読んでみると、結論のところに自分なりの予想として「実はオラフは両親の生まれ変わりであり、魔法の制御を教えた」ということになっていました。それならちょっと面白いかな?

どちらにせよ、「真実の愛」が解決した、という説明では納得していないようですが^^;